禁煙外来
なかなかやめられないタバコ…
医師と一緒に無理なく
禁煙していきましょう
日本人の3大死因は「脳卒中」「心臓疾患」「悪性新生物(がん)」です。
実はこの3大死因の全てに喫煙は深く関わっているのです。
タバコを吸うと肺がんになりやすいということは多くの方がご存知かと思います。ただし、胃がんや大腸がんも喫煙と関係しているということをご存知のかたはあまり多くありません。
喫煙と発癌のメカニズムを簡単にご紹介いたします。
タバコの中に含まれているニコチンやタールといった物質は体の免疫力を低下させます。それと同時に体内の細胞分裂の際に遺伝子に傷をつけます。私たちの体内では毎日数多くの細胞ができては壊れてということを繰り返しています。正常な細胞は一定の期間がすぎると自然死(アポトーシスといいます)して、新しい細胞に置き換わります。ただ、遺伝子に傷のついた細胞は自然死することなく異常な増殖を繰り返します。これが癌なのです。
タバコを吸わなくてもストレスやその他の要因でこのような遺伝子の傷は一定の頻度で発生します。しかし免疫系統が正常に作用している間は速やかに体内から除去されます。ただし、タバコを吸っていると遺伝子の突然変異の頻度が増す一方で、免疫力が下がるので、発癌の頻度が増えるというわけです。
また脳卒中と心筋梗塞は動脈硬化からくる病気です。動脈硬化の原因は「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」「加齢」等が挙げられますが、それら全てを上回る危険因子が「喫煙」なのです。当院では血管年齢を簡単な検査で測定することが可能です。
気になる方は一度ご相談ください。